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②生活習慣改善の勧め

「健康であるためには良き生活習慣は欠かせない」という事に、異論のある方は皆無と思います。また「既に病気になっていたとしても、生活習慣の改善はその回復・再発予防のサポートになる 」と断言しても良いでしょう。その生活習慣の改善に必須なものは①食事 ②運動 ③睡眠 のバランスです①食事について:様々な栄養素をバランスよく摂取すれば、体に良いということは当たり前のことですが、ストレス等の影響で食べ過ぎたり飲み過ぎたりするのは無理もないことかもしれません。一方、対策をするつもりでも情報過多の昨今では、ついつい耳心地良い方へ偏向してしまうものです。特にダイエット的な発想などが強い方の場合は、無意識に良いと認識したものを摂り過ぎたり、悪いと認識したものを完全に排除した結果、体調不良となる例もあります。②運動について:運動不足は当然健康に悪いことですが、それを避けるあまり運動過多となってしまうことも同様に悪いことなのです。運動による結果ではなく、運動そのものに夢中になっている方の場合は、具合が悪くても無理をしていつものジョギングに出かけてしまい、心臓発作にて残念な結果になる例も決して少なくありません。③睡眠について:睡眠不足は健康を害することは常識と言えますが、睡眠過多も良くないことです。時間に余裕のある方は睡眠時間枠を多めに摂り過ぎて中途覚醒が頻発し、かえって生活リズムが悪化する例はむしろ多いと言えます。以上の事から病気回復あるいは健康維持のためには①食事②運動③睡眠のそれぞれのバランスが重要である事はご理解いただけたと思います。更に付け加えるならば、これらの習慣を完璧主義になることなく、焦らずに長く続けていく事です。ところが、多くの方は多忙などの理由で実践できていない、誤った知識に触れてしまい偏りのある実践となっている、効果を実感できずイライラのため逆効果となっている、あるいは結果が出ないため早々にやめてしまっているのかもしれません。少々極端な表現になりますが、我々の体は「生命維持」のために、例え①②③のバランスが悪くても、腸・肝臓・腎臓などの臓器や、抗酸化酵素・免疫細胞・ホルモン等をフル稼働することによって対応しています。その様な素晴らしい対応力も、他疾患の存在・風邪・大気汚染や昆虫由来の毒素・加齢・ストレス等々の、体に負担のかかる体外要因が蓄積されてくると、対応困難となり、いつの間にか破綻してしまいます。その結果、弱り果てた臓器や関連部位に明らかな「病気」が発症することは容易に想像出来ると思います。

​健康

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病気

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対応
破綻

しかし、破綻しつつある限られた対応力内で「生命維持」を優先するあまり、その代償として現れる見え隠れする症状のことは、あまり知られていません。これは完全な「病気」になってしまう前に現れるもので、例えば「いつも通りのはずなのに何となく倦怠感があり、めまい・耳鳴り・鼻づまり・ついつい出してしまう咳・吐気・便秘・下痢・体のあちこちで感じる違和感・痛み・痒み・肌荒れ等々...気になってしまうけれど程度に変化があり、忘れていることもある。」といったものです。初期段階では、これらは比較的軽度なものなので、「疲れが溜まっているからかな?寝不足かな?年のせいかな?更年期かな?」などと軽視されがちなのですが、そのまま放置してしまうと症状の悪化・多様化が進んでしまい、最終的に破綻を来たして完全な「病気」になってしまうのです。逆に何となくであっても体の危機として察知することが出来れば、軽視することなく休養などの適切な対応を取ることによって、「健康」な状態へも回復し得るのです。言い換えるならば前者は「感じないストレス」なので対策を取れず「破綻→病気」となるし、後者は「感じるストレス」なので対策を取り「対応→回復」となるわけです。このシステムを分かりやすく例えてみるならば「頑張り過ぎているあなたが完全な病気になってしまうことを未然に防ぐために、休息を促す「緊急アラートとして、あなた自身の体が「見え隠れする症状」を使ってお知らせしてくれている。」といったところでしょうか。したがって、日々の体への負担を素直に認識して適切な休息を取りさえすれば、この「緊急アラート」は消失し、徐々に「健康」な状態へ回復していくわけです。しかし、勉学・仕事・家族介護・対人関係などを優先するあまり、適切な休息を取ることが出来きないあなたは見え隠れする症状に悩ませれている、あるいは既に「病気」になっているのかもしれません。その症状を一刻も早く「感じるストレス」として認識してあげて、まずは適切な休息を取りましょう。そして可能な範囲で生活習慣の改善を実践することによって「健康」を手に入れていただきたいものです。

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健康

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隠れる?

見える?

未病自律神経失調症

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病気

さて、この様な見え隠れする症状のことを漢方学では未病」と言いますし、正式な病名ではないものの、一般的には自律神経失調症として広く知られています。その本態は、医学的には制御困難な慢性炎症」と捉えることができます。ところで「制御容易な慢性炎症」とは何でしょうか?これは生きている限りどなたにでも起こっている事であり「生命活動におけるエネルギー産生後の廃棄物として活性酸素が日々細胞から生じますが、それによって酸化した(サビ付いた)細胞を自ら容易に修復出来る状態の事」で、自覚症状は皆無で「病気」ではありません。ではどの様に修復するのでしょうか?元々体内に存在する抗酸化酵素(SOD, カタラーゼ, グルタチオン等)および、食事等で摂取したビタミンA・C・Eやポリフェノール等の機能性成分による抗酸化作用活性酸素を無効化します。さらに、生活習慣の改善体内の抗酸化酵素増加する様にサポートしてくれます。また、既に細胞内に修復不可能な部分があればオートファジー(自食作用)で部分的に排除、細胞全体がそうであるならば、アポトーシス(炎症の無いプログラム細胞死)後、速やかに免疫細胞の貪食機能等で排除します。一方「制御困難な慢性炎症」とはどういった状態なのでしょうか?「他疾患の存在・風邪・大気汚染や昆虫由来の毒素・加齢・偏った運動・偏食・ストレス等々の、体に負担のかかる体外要因によって活性酸素は増加してしまいます。それに対して前述の抗酸化酵素機能性成分生活習慣の改善等の総合力によって 、サビ付いた細胞をギリギリ修復出来る状態の事」で、自覚症状は変動する事が特徴で、一般診療においては「病気」ではないとされます。医師にも「気にし過ぎでは?」「精神科で相談しては?」等と言われる事が多い様です。この状態は、体調によって日々変わってしまうあなたの対応力レベルによって「ギリギリ修復出来る⇄どうにも修復出来ない」の結果「見え隠れする症状(未病)」⇄「病気」となるわけです。ところで抗酸化作用による「慢性炎症」の制御がいよいよ困難になってくると「副腎」という臓器から免疫抑制効果のある「コルチゾール」などのホルモンが分泌されることから「体の危機を回避するために、ホルモンを分泌し過ぎて疲労している様」を捉えて「未病自律神経失調症」のことを「副腎疲労症候群」と表現することもあります。ただし、この状態は炎症を抑える事を最優先として「免疫抑制」すなわち「感染しやすい」という危険を犠牲にしているわけですから、体は限りなく「病気」に近い限界状態なのです。この「コルチゾール」も、いわゆる「ステロイドホルモン」ですから、その分泌が長期間となれば、免疫が過度に抑制された結果、易感染性・骨折・骨壊死・糖尿病・胃潰瘍・高血圧・緑内障・白内障などの様々な不利益が高じてくるため、御自身で産生する「コルチゾール」は約3ヶ月ほどで枯渇する仕組みになっています。以上を整理すると、我々の体は日々生じる活性酸素に対して以下の順に対応していくのです。①体内の抗酸化酵素で対応➡②食事で取り込んだ機能性成分で対応(知識がないと困難)➡③生活習慣の改善で①を増加させる対応(②と同様困難なケースが多い)➡④以上の②③が実施困難もしくは無効ならば活性酸素対策をあきらめて「慢性炎症」抑制のみを目標として自前の「コルチゾール」を分泌しながら3ヶ月間耐え忍ぶことで対応するのです。以上の対応でも制御不可能な場合に不可逆的に「病気」化し、診療所を受診した際に確定診断に至るわけです。言い換えるならば、正確な知識を得ることによって日常的に②③の対応を積極的に取り組めば「病気」に至らないことは当然ですが、既にある「病気」も改善・治癒が早まり「健康」体へ戻ることも十分可能と言えるのです。ところで「病気」が確定した場合は適切な処置・治療が施されるわけですが、薬剤としての「ステロイド」投与も良く行われます。このタイミングで投与される「ステロイド」は大変効果的です。体内の「コルチゾール」が枯渇しているわけですから、当然の事ですね。ただし、注意すべきは効果的だからといって投与し続けてしまうと、体は「ステロイドが体内に十分量ある」と勘違いしてしまい自らの「コルチゾール」の分泌を激減させてしまいます。その状態を「副腎クリーゼ」と称し、強い倦怠感、胃腸症状、発熱、脱力感等の初期症状を経て命に係わるショック状態となります。ですから薬剤としての「ステロイド」投与は徐々に減量しながら投与する「漸減投与」が原則となります。この投与方法によって逆に体内由来の「コルチゾール」が漸増して、最終的に適量に落ち着くわけです。補足ですが「コルチゾール」をストレスホルモン」と称することも多く、薬剤としてのステロイドの副作用も広く知られています。よって、悪いホルモンと捉えがちでステロイド投与は受け入れ難いかもしれませんが、せっかくの早期回復のチャンスを失う可能性もあるのです。前述のごとく「諸刃の剣のような取扱注意ホルモン」ではあるものの「ストレスによって生じる炎症を抑えるために分泌される最終手段のホルモン」であり、決して「悪いだけのホルモン」ではないことも改めて認識していただきたいと思います。

未病自律神経失調症

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活性酸素
抗酸化酵素
​&
​機能性成分
VS
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コルチゾール
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健康

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活性酸素
抗酸化酵素
​&
機能性成分
VS

制御困難な慢性炎症

制御容易な慢性炎症

​​以上をまとめると「慢性炎症」さえ制御可能となれば「見え隠れする症状」は消失し、真の「健康」に近づくことができるというわけです。そこで、当院では必要であれば、生活習慣改善のサポートも実施しております。と言っても、別途費用が発生するようなものではなく、通常診療中に前述の①食事②運動③睡眠のバランスを上手に取るための考え方や具体的な方法をご提案するものです。場合によっては自律神経系の反射の質を診る検査を用いたり、漢方薬も使用いたします。​​以下に、当院の生活習慣改善のサポートにて改善したと思われる症例を一部ご紹介します。

症例1:40代女性。多くの不定愁訴。漢方治療にて改善するも、もう一歩の状態であった。生活習慣改善によって症状は完全消失し、体重5kg減量/3ヶ月。

症例2:10代男児。鼻アレルギー・多動・肥満・アトピー性皮膚炎。鼻アレルギーに対し抗ヒスタミン薬等に治療抵抗性あり。生活習慣改善によって全疾患・症状が回復傾向を示した。

症例3:60代女性。変動するめまい・不眠・高血圧(他院にて4種類の降圧剤処方)。漢方治療にてめまい・不眠は消失。血圧も変動大きいとのことで、生活習慣改善を行ったところ無駄な血管収縮が改善したのか、逆に過度の血圧低下を示した。めまいは終診し血圧に関しても、処方されていた内科医の判断で投薬必要ないとのことで終診となった。

上記症例は、ほんの一部ですが、共通点があります。「ご相談いただいた症状だけではなく、以前からあった他の症状も消失・改善する」ということです。これには、患者さんだけではなく、指導させていただいた当方も驚かされてしまうことも少なくありません。ところでAGEs最終糖化産物:Advanced Glycation End Products)をご存じでしょうか?これは糖質過多(糖分・炭水化物の摂り過ぎ)になった場合に増加する物質です。有り余った糖質が体内の蛋白質と結合した結果生じる糖化(コゲ付き)物質の事で、「しわ・動脈硬化・骨粗鬆症」などの老化の原因とされています。対策は酸化によるサビ対策と同じで、①食事対策が中心となるものの、②運動③睡眠対策も必須であり「制御困難な慢性炎症」対策と同様です。さらに加えて応用編として「適切な蛋白質・水分の摂取・筋トレ」等を少々工夫するだけで理想的な「ボディーメイク」も出来るようになります。つまり「生活習慣の改善」を時間をかけて真剣に取り組めば「健康維持・病気の改善」だけでなく「美容・抗老化・ダイエット・ボディーメイク」も可能となるのです。さて、もしも他院様で異常なしと言われたけれど症状が続いている」「一旦は治るものの短期間に再発を繰り返す」「治ったと言われたが治った気がしない」「精神的なものと言われたが納得できない」「病気再発予防は勿論の事、健康のための体づくりもやりたいなどといったことがあれば、是非ご相談ください。たとえ、耳鼻咽喉科領域でなくても、お役に立てることができるかもしれません。

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